はじめに:現代気功を“認知科学的な視点”で見ると何が変わる?
「現代気功って、結局なにをしているの?」
「気でヒーリングって、プラシーボ(思い込み)じゃないの?」
現代気功に興味を持つ人が、最初につまずきやすいのがこのあたりだと思います。
前回の記事(「現代気功とは?①「気=情報」科学ベースのヒーリングの考え方」)で触れた通り、現代気功では 気を“エネルギー”というより『情報』として扱う のが大前提です。
人の雰囲気、場の空気、言葉にできない違和感、なんとなく察する感覚……それらは全部、広い意味での「情報」です。
今回は、その「情報」という前提を踏まえたうえで、現代気功を理解する上で重要なキーワードを2つ使って、理論の骨格を組み立てていきます。
- プラシーボ(偽薬効果)
- ホメオスタシス(恒常性維持機能)
そして最後に、「じゃあ現代気功はプラシーボなの?」という問いに、できるだけ詳しくに答えていきます。
※この記事は医療行為の代替ではなく、心身の状態を整える理解のための内容です。症状がある場合は医療機関の受診を優先してください。
1. 「気功はプラシーボ?」と言われる理由
現代気功に限らず、気功やヒーリングの話になると、よくこんな言葉が出てきます。
「それって結局、思い込みでしょ?」
「プラシーボ効果じゃないの?」
たしかに、プラシーボ効果(偽薬効果)は有名です。
たとえば中身はただのラムネでも、「これはよく効く薬です」と言われて受け取ると、体が“薬を飲んだ時の反応”に寄っていくことがある。
「青いペンで勉強すると集中できる」と信じている人は、本当に集中しやすくなることがある。



高校生の頃、青いペンで必死に暗記していました!笑
ここで大事なのは、「人は簡単に騙される」という話ではありません。
プラシーボを理解すると、むしろ逆で、
人間の身体は“情報”によって状態が変わりうる
という、すごく重要な性質が見えてきます。
2. プラシーボの本質は「情報の書き換え」
プラシーボの場面で起きていることを、現代気功的に言い換えるとこうです。
- 物理的には「ただのラムネ」である
- しかし受け取った人の中では「効く薬」という情報が立ち上がる
- その情報に引っ張られて、身体の反応や行動が変化することがある
つまり、ラムネ自体が物理的に何かを治しているのではなく、
ラムネに付与された“意味(情報)”が、受け取る側の状態に影響する。
ここで言う「情報」は、言葉や知識だけではありません。
“これは薬だ”というリアリティ(現実味・確からしさ)が、身体の反応にまで波及していく。
この部分が、現代気功の理解にそのままつながっていきます。
3. キーワード①:ホメオスタシス(恒常性維持機能)
次に出てくるのが ホメオスタシスです。
ホメオスタシスとは、簡単に言えば「身体を一定の状態に保とうとする仕組み」。
- 暑いと汗をかいて体温を下げる
- 寒いと血管を収縮させて熱を逃がしにくくする
こういった反応は、外界(環境)に対して身体が適応している例です。
そして重要なのがここ。
ホメオスタシスは、目の前の物理的な環境だけに反応するとは限らない
という点です。
4. キーワード②:情報空間と「臨場感」
私たちは現実世界(物理空間)だけで生きているようで、実はもう一つの空間にも生きています。
それが 情報空間です。
情報空間というと難しそうだけど、身近な例ならわかりやすいです。
- ホラー映画で心臓がドキドキする
- 物語を読んで涙が出る
- ライブ映像を見てテンションが上がる
目の前の部屋は安全で、何も起きていない。
それでも身体は反応します。
これは、脳が受け取った情報(映画・物語・映像)に対して、ホメオスタシスが働くからです。
そして、ここで決定的に大事な性質があります。
ホメオスタシスは「物理か情報か」ではなく、“臨場感が高い方”に反応しやすい
臨場感とは、ざっくり言えば「どれだけリアルに感じているか」。
同じ映画でも、集中して見ている時は臨場感が高くなるし、別の強烈な刺激があると臨場感は下がります。
例えば、映画を見て泣いていたとしても、もし突然目の前で危険なことが起きたら、映画の臨場感は一瞬で消えますよね。
その瞬間は、物理空間の方が圧倒的に臨場感が高くなるからです。
5. もう一度プラシーボへ:なぜ“情報”が身体に影響するのか?
ここまでをつなげると、プラシーボの仕組みはこう整理できます。
- 「これは効く薬だ」という情報が入る
- その情報に臨場感が生まれる(リアルになる)
- 臨場感が高い情報にホメオスタシスが反応する
- 結果として、身体の状態が“薬を飲んだときの方向”へ寄っていくことがある
つまり、プラシーボの本質は「思い込み」というより、
情報がリアルになった時、身体がその情報に適応しうる
という、人間の脳と身体の性質なんです。
6. じゃあ現代気功は何をしているの?──“言語を介さない情報”の扱い
ここで現代気功に戻ります。
プラシーボの例では、情報の書き換えに「言葉(暗示)」が使われていました。
- 「これは効く薬です」
- 「大丈夫、治ります」
- 「これで集中できます」
言葉は強力です。
でも言葉には、当たり前だけど制約もあります。
- 相手が言語を理解していないと伝わらない
- 理解したとしても、納得できないと臨場感が上がりにくい
- 言葉が入ると、頭で反論が起きやすい(疑い・抵抗)
現代気功では、ここが一つのポイントになります。
現代気功の考え方では、気=情報。
だから、言葉を介して「情報を理解させる」のではなく、
よりダイレクトに「情報として伝わる」形を扱う、というイメージになります。
ここは誤解が生まれやすいところなので、慎重に言うと、
- 伝え方が“言語中心”ではない
- 雰囲気・空気・状態といった情報を扱う
- その情報が相手の臨場感(リアリティ)に影響しうる
- 結果として、ホメオスタシスの働く方向(状態)が変わりうる
…という構造です。
7. 「現代気功はプラシーボなの?」への答え
ここまでの話を踏まえると、答えは少し繊細になります。
7-1. “ただの思い込み”という意味では一致しない
「気功はプラシーボ=思い込み」と言われる時、
そこには「本人が信じているから効くんでしょ?」というニュアンスが含まれがちです。
でも現代気功の説明としては、そこはちょっと違う捉え方をします。
重要なのは「信じるかどうか」よりも、臨場感がどこに立ち上がるか、そしてその情報にホメオスタシスがどう反応するかという点。
7-2. ただし“根本原理”は近い
一方で、原理の骨格は似ています。
- 状態を変える鍵は「情報」
- 情報の臨場感が上がると、身体は適応しうる
- つまり「情報の書き換え」が起点になりうる
この意味では、プラシーボを理解すると、現代気功の理解も深まります。
だから私の表現としては、こんな感じがいちばん誠実かなと思います。
現代気功は、単なる“思い込み”の話ではない。
ただし、状態が変化する土台にあるのは「情報と臨場感に反応する人間の仕組み」という意味で、プラシーボと同じ地平にある。
8. 理論を学ぶメリット:できることの“幅”と“精度”が変わる
「理論って、分からなくてもできるんじゃないの?」
これは本当にそうで、体感から入るのも全然ありです!
ただ、理論が入ると何が変わるかというと、ざっくり言えば
- 状態を再現しやすくなる
- 何が起きているかを観察できる
- 自分のブレに気づける
- 相手に合わせた調整がしやすくなる
つまり、技術の“安定感”と“応用力”が上がります。
現代気功を「ふわっとした癒し・スピリチュアル」ではなく、
状態を扱う技術として育てていきたいなら、理論は強い味方になります。
まとめ:現代気功は「情報 × 臨場感 × ホメオスタシス」で理解できる
最後に、今日の内容を一枚のメモにまとめるならこれです。
- 気=情報(雰囲気、空気、状態、意味…広義の情報)
- 人間は 情報空間にも反応する(映画でドキドキするように)
- ホメオスタシスは臨場感が高い方に反応しやすい
- プラシーボの本質は「情報の書き換え」
- 現代気功は“言語中心”ではなく、情報として状態に働きかける理解ができる
次回は、ここからもう一段深いところ──
「そもそも私たちの存在は“情報”として捉えられるのか?」
という話につながっていきます。
理論が入ると、体感も変わってきます。
一緒に学んでいきましょう🌙
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(※ヒーリングは医療行為ではなく、治療の代替ではありません。強い不調がある場合は、医療機関の受診も大切にしてください。)





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